東野圭吾の容疑者Xの献身が映画化

人気作家の東野圭吾氏（４９）の直木賞受賞作「容疑者Xの献身」が映画化されることになりました。

東野圭吾氏の作品で、現在放送中のフジテレビ系月９ドラマ「ガリレオ」の原作である探偵ガリレオシリーズ初の長編作が映画化されます。

「ガリレオ」の主役を務める福山雅治（３８）をはじめ、内海刑事の柴咲コウ（２６）らドラマレギュラー陣が映画版にも出演します。

「容疑者Xの献身」は、平成１５年に単行本化された東野氏のベストセラー「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編推理小説で、無償の愛のために計画した完全犯罪をめぐって天才数学者と天才物理学者との緊張感ある駆け引きを描いた内容です。


「容疑者Xの献身」は同年のミステリー小説人気ランキングで３冠を獲得、第１３４回直木賞、第６回本格ミステリ大賞に輝いた作品です。


フジテレビの映画事業局を統括する亀山千広同社執行役員常務は「各社のオファーが殺到する中、映画化する権利を得ることができたのは、テレビドラマから映画まで一連のプロジェクトとして映像化の提案をすることができたから」と経緯を説明しています。


ドラマ「ガリレオ」は、ガリレオシリーズの短編小説集「探偵ガリレオ」「予知夢」を映像化したドラマですが、初回平均視聴率が関東地区で２４．７％、関西地区で２２．８％（ビデオリサーチ調べ）と高視聴率をマークしています。


現在、単行本もシリーズ累計２８０万部突破と大ヒット中です。ドラマ「ガリレオ」では登場人物の設定を変えたり、新キャラクターを登場させるなど脚色しているが、「容疑者Xの献身」では、原作に基づいて天才同士の心理戦がリアルに描かれるそうです。


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