グッドウィルのデータ装備費とは

グッドウィルから「データ装備費」を給料から天引きされ損害を被ったとして、派遣スタッフ２６人が、２３日にグッドウィル社に対し、データ装備費の全額返還を求め提訴しました。


過去２年分は返還することをグッドウィルは決めていますが、原告の派遣スタッフ２６人らは、それ以前の天引き分も同社の不当利得にあたると主張しています。


グッドウィルは平成７年の創業時から、データ装備費名目で１勤務あたり２００円を派遣スタッフの給与から天引きしていたそうです。

安全装備や個人情報管理、保険料の一部にあてると派遣スタッフにグッドウィルは説明していましたが、これらは会社が負担すべきものであり、労働基準法などに違反し不当利得にあたるとしています。

グッドウィルは１７年５月１日から１９年４月３０日分までの２年分の最大約３７億円について返還することを決めて、現在は返還手続きを進めているそうです。

しかし、原告弁護団は「払われた賃金から強制的に天引きしており、賃金未払いにはあたらず２年間の時効の対象にはならない」としている。

「訴状が届いていないので、コメントは差し控える。主張は裁判で明らかにする」とグッドウィル広報室は回答を避けているようです。


グッドウィルはあまり評判が良くないですが、好きな時に働けるという点では、確かに便利だったのかもしれません。

ただ、人材派遣業のシステムは、いつだっていい加減で不透明なところがあるのです。


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